先日、西武池袋線で大規模な電車遅延が発生した。
会食後の午前12時頃に池袋駅に着き、座席に座りスマホを触っていたら、車内アナウンスで遅延情報が流れていた。
まぁどうせ20.30分程度だと思っていたが、実際は上記のニュースにあったように、なんと3時間の遅延。電車が動き出したのが、午前3時過ぎだった。正直、タクシーを使って帰っても良いのだが、午前1時になった段階で、興味心で腹をくくり、意地でも電車で帰ろうと思い始めた。
周りの乗客は、ぞろぞろと帰り始めている。ガラガラになった電車で思い切り座席をベッドがわりに寝始める人もいた。ガラガラの車内は、なんともいえない弛緩した空気が流れていた。
この特殊ともいえる三時間、私はスマホを使い諸々の仕事を集中して行った。各クライアントへの返答(時間が遅いと失礼なので、メモで保存し雛形を作成)、各研修のアウトラインの制作、そしてスマホでの経理処理など。
そして次の日の仕事はあらかた電車で終わらせてしまった。仕事が完了したと同時に電車が動き出した。
改めて思うのが、今やスマホで殆ど仕事ができるようになった。特にコミュニケーションツールや日時管理などは、スマホで終わってしまう。
( ちなみに今もこの記事は、喫茶店で音楽を聴きながらスマホから入力している。
このオウンドメディアの入稿は、100パーセント、スマホ入力だ。)
そう考えると、ノートパソコンを使うケースは自分の場合は2、3ぐらいしかない。
今やノートパソコンを開くのが、少しストレスになっているのも現状だ。
個人的に移動の時間は自分にとって、大切な仕事の時間だ。1日のスケジュールの中で、移動時間は、仕事時間に変換している。30分の電車移動があると、確実にタスクを入れるようになった。
そう考えると、満員電車は地獄以外の何物でもない。ただ立ちっぱなしの状態は莫大な機会損失を生み出している。
働き方改革と叫ばれる昨今、このような仕事をしている人は本当に多くなったのではないだろうか。
しかし、なかには、なかなかそのような仕事の仕方が難しいケースもある。
例えば大企業の場合、やはりセキュリティ面での不安があるだろう。クラウドの営業管理がパソコンからではないと、対応できないケースもある。
またエクセル、パワポなどもなかなかスマホでは対応できないし、また業務ツールなども実際、スマホ対応してないものも多い。
そして当然、エンジニアなどは、言うに及ばずハード容量の多いパソコンが必要である。
また会社組織になると、労働時間の問題がある。36協定などで業務が縛られてしまうケースも多く、その際は業務用のスマホを使うことに慎重になる企業も多いだろう。
と、このようなことを諸々考えると、テクノロジーの発展と、旧態の制度設計のせめぎ合いを感じる。
仮にスマホで全ての業務ツールが完結できるようになり、またスマホの使用時間などを労働時間に換算すれば、相当世の中の働き方は変わるだろう。
今後、企業は「全ての業務がスマホで完結できる」ことを想定し、制度設計を行う必要があるのかもしれない。
もしかしたらテクノロジーの発展と制度設計の相互作用により、10年後、20年後、誰も出勤しなくなる時代が来るのかもしれない。
時間管理の重要性
通勤時間を利用し、スキルアップを図る
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