オフィス自体の存在意義が見直されつつおり、コワーキングスペースやシェアオフィスの展開が世の中に広まりつつあるなか、「そうは言っても、通勤が必要。。。」という社会人はとても多い。当然、物販、サービス業務の仕事、また商談などは、いくらオンラインが流行っていても、明日、明後日で無くなるわけではない。電車通勤していくことは避けられないのも現実だ。
先日、とある企業の役員のかたに会った。彼の年齢は45歳。仕事内容は貿易関係だ。彼は日本語の他に三ヶ国語を喋り、世界中を飛び回っている。
そんな彼と外国語の取得について話した時にとても面白い話を聞いた。
今の会社に転職する前の彼は、なかなか仕事にやりがいを持つことができなく、キャリアに対して悩んでいた。
なんとか自分を変えたい、また好きな海外で仕事をしたい、という思いから、外国語の勉強をしようと思った。
その時に、彼が行った習得方法は、「通勤時間のみ」で学習するということだ。その当時の彼は片道40分程度で電車通勤をしていた。往復で80分。この時間をなんと、9年間全て勉強に費やした。凄まじいことだ。しかし、今や彼は自分の好きなことで仕事をしており、大きくステップアップができた。
彼が言うには、「通勤時間のみ」というところがミソなのだそうだ。
つまり時間制限をかけることで集中力が増し効率的な学習ができる。当然、今やアプリなどで学習できる環境はいくらでもあるので自分で時間をコントロールすることができる。
また、これをやり始めると、いろいろと工夫ができるようになった、と彼は言った。
まず車両を空いている車両に決めるようになった。また空いている時間を狙い通常より早く出勤するようになった。
これにより、仕事に行くより通勤が楽しみに、なってきた笑、と彼は言った。
電車のなかで、良くゲームをされているかたを良く見かける。勿論、それはそれで全く問題ないのだが、ひとつ、時間の創出と使い方という部分を改めて見直してみるのも良いかもしれない。
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