打ち合わせなどをしている際に、なかなか答えが見つからないことがたくさんある。
たとえば何かの問題を話し合う際に、なんともいえない「全員が困った顔」をしてしまう。そして重苦しい沈黙がその空間を支配する。
そのようなことは会議や打ち合わせの場面で、誰しも経験があるかと思う。時間だけが過ぎ、当初の高いモチベーションも下がり始める。
そのような時に、「ゴール仮説」の手法はとても役に立つ。
実際、このゴール仮説を使用する際は、経営課題などの重要な意思決定の場面などで使われるケースが多い。しかし、日常的な打ち合わせや会議でも充分使える。もっといえば、営業でもとても効果を発揮する。
使い方はとてもシンプルだ。
会議などの際に、ゴールとなる仮説を持って臨む。そしてそのゴールに対してのデータやフォクトを持って臨み、話し合う。
もし仮に、その仮説が間違いだったとしても、会議は活性化されるし、そもそも話自体に軸が生まれる。
手順
1.まず持っていきたいゴールの仮説を立てる
2.その仮説が間違えていないかどうかヒアリングやデータ収集を行う
3.ゴール仮説を話す時に、指摘されるであろう問題や課題の対応策を用意する
4.ゴール仮説を基にKPIを設定する
非常にシンプルだが、よくよく考えると、打ち合わせや商談などでゴールの仮説を持たずに話し合いに臨むケースが世の中にはとても多い。
また仮にゴール仮説を持っていたとしても、データ不足だったり、ロジカルではないケースが多い。
もっと突っ込んで言えば、ゴールの仮説が、ない場合、おそらくデータ収集は数十倍の時間を要してしまい、生産性を圧倒的に下げてしまう。
細かく言えば、
「データ集積→ゴール設定」よりも「ゴール仮説→データ集積→ゴール設定」のほうが手順が増えるものの、トータルの時間で見れば圧倒的に生産性が高い。
なかなか先が見えない議論が続く場合、上記を一度試してみてはいかがだろう。
会議の質を高める方法
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