「もう“我慢”では乗り切れない!猛暑が変える建築の常識」きょうの不動産、3分で読める話vol.5|南 智仁/ 株式会社南総合研究所 代表取締役
ここ数年、日本の夏は「災害級の暑さ」と表現されるほどの猛暑が常態化しています。特に2023年の夏は、全国で観測史上最高の暑さを記録した年となり、東京都心では40度近い気温が連日続きました。こうした過酷な気候条件の中でも、建設現場は活動を止めることなく稼働しており、その結果として多くの課題が浮き彫りになっています。 まず第一に、猛暑が建築現場の生産性に大きく影響を与えている点が挙げられます。建設作業は基本的に屋外で行われるため、直射日光や高温多湿の環境下での作業が避けられません。このような状況下では作業員の体力が著しく奪われ、休憩や水分補給の頻度が増えることで作業効率は必然的に低下し
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