このコラムを毎日書き続けて、約3カ月半になる。書いている間に体調不良があったり、とても仕事が立て込んだり、なかなか書く時間を作ることが難しい時もあるが、それでも毎日記事を上げ続けている。当面は1年はこれを続けるつもりだ。そう考えると、まだ30パーセントほどの達成率になる。
さすがに100本近くの記事を上げていると、なんとなくの書くコツや閲覧の傾向みたいなものもわかるようになってきた。それはまた折を見て、書き始めて1年経った頃にまとめてみたいと思う。
しかし、現在でも多少言えることもある。
それは、1番頭を困らせるのがネタである、という当たり前の問題だ。
別に昨日食べたものを書いたり、ただ気の向くままに記事を書くのも良いが、それは需要が全くない、ということを知っているため、それなりにいろいろと何かのきっかけになることを探さなければいけない。
この書くネタ探しは、ない時は本当にない。頭を思い巡らせて見ても何も出ない時がある。そうすると、もう止めてしまおうか、と思うが、何とか力技で書いたりしている。しかし、逆にネタがある時はあり、そこで数日間突っ走ることもできる。
私のこのネタ探しは大きく分けて三つある。
ひとつ目は、自分の経験から学んだことや気付いたこと。ふたつめは、他人の話や体験談から気付かされたこと。そして、3つめは、情報から着想を得る方法だ。
ひとつめとふたつめは、わりかし簡単だが、この情報取得は、意外に難しい。
今やネットでありとあらゆる情報が手に入る。私も1日の特定の時間は情報収集に時間を取っている。
しかしながら、さぁ、いざモノを書く、という行為になった時に、ほとんどネットの情報は「心に残っていない」ため、書くネタにならない。
昼ごろに今朝のニュースを覚えている人は何人いるだろうか?ましてや1日経った時にどれだけ覚えているだろうか?
この三ヶ月強で、根本的に自分自身がネットの情報を基に何らかの文章を書くことは、どうやら苦手であることが何となくわかってきた。(そうでないかたも沢山いる)
しかしながら、本や講演動画やプレゼン動画などは、かなり書くネタになりやすい。一番は、本だろうか。
また話は変わり、人付き合いはとても大事だと思うが、個人的には、深く狭く人と付き合いたいと考えている。イメージとしては、小さな深いコップに水を入れていく。そうすると、コップから水が溢れてくる。溢れているものが、人脈だったりするイメージだ。むやみやたらに交友関係を広げるべきではないが、人と人との繋がりや広がりは重視したいと考えている。
そう考えると、今の大量の情報や、やたらめったら関係性を広げようとするこの時代は、果たして何が残るのだろうかと思うことがある。もしかしたら10年後、何も頭のなかに残っていないのかもしれない。10年後、本当の信頼関係を築ける仲間は誰もいないのかもしれない。そんなことを考えるようになった。
また、狭く、深く何かの仕事をしている人の話を聞くと、とても面白い。そこにはその高みに到達した人でしかわからない景色や独自の人生観がある。それは決して浅い情報では知り得ないことだ。
今や情報は大量に流れ、また人間関係もどんどん希薄になりつつある。そのなかで、ネットにはない、狭く、深い情報。また本当に深い人間関係が、今後の大きな宝となるかもしれない。
情報をデトックスする
集中力は有限なもの
集中力は有限なもの
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