人と会話をする際、もしくは誰かに何かを説明する際、自分自身の会話のスピードは一般的に早いだろうか、遅いだろうか?
言語というのは、単語と文節と文脈で構成されている。言語だけでも当然、多用な表現ができるのだが、そこに伝える人の表情や仕草、また言葉の強弱、リズムを付け加えることで、より高い説得力で相手に伝えることができる。
といいながら、人間は会話のなかで興味がなくなると、あっという間にその話に注意しなくなる。思い出して欲しい、小学校時代の校長先生のお話を。たかが10分程度の話なのだが、永遠に長く感じてしまい、途中から話を聞かなくなっていく。これはまさに彼の話し方がいかに下手なのかを表している。
では、手取り早く、人を惹きつける話し方のコツはあるだろうか?
プロのスピーカーや講演者などは、話し方を徹底的に研究し、どのようにすれば人に上手く伝えることができるかを考え続けている。
そのなかで彼らが一番注力するのは、「いかに注意を惹きつけるか」だ。聞き手がどれだけ長く語り手の話を興味深く聞けるか?これに対して様々な施策を試みる。
そのなかで彼らがよく使う手法をひとつ紹介したい。
それは、「少し早口で喋る」ということだ。
なぜそれが効果的なのだろうか。
早口で相手に伝えることで、聞き手は若干(自覚できないレベル)のストレスを感じるそうだ。そしてその話を懸命に理解しようと脳が働きだす。つまり、脳が「退屈ではない」状態になることで、注意が払われていく。
では、逆にゆっくり話すとどうだろう?ゆっくり
話すことで、脳が「退屈だ」と感じてしまい、注意力が別のところに向けられるそうだ。
そう考えるとベストな会話のスピードは、少し早口で伝えながら、大事なところはあえて「ゆっくり」「印象的に」話す。
これにより抑揚が生まれ、脳はより注意を払うようになり、聞き手は注意深く耳を傾ける。
この手法は営業などでも利用できるので、是非一度試して見てほしい。
ちなみにあまり早口過ぎると、印象が悪くなるのでご注意ください笑
言葉を覚えることの重要性
レトリックを身につけ相手を説得させる
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