毎日仕事をしていると、いろいろな人に会う。人に会うことで情報交換をしたり、提案したり、提案を受けたりしているが、そのなかで商品アイデアのブレストを行った時に気づいたことがある。
それは世の中の既存のものを少しズラしたサービスが爆発的に流行っているということだ。
サービスをズラす、という考えはアイデアではよく使われる手法だ。たとえば電話として売り出しているが、デザイン性とインターネットという機能性を持たせたiPhone。これは、電話という商品をズラしている。
また宿泊というサービスを、一般家庭の空き家や簡易的な宿泊にした airbnb。などなどちょっとしたアイデアの工夫で多くのサービスが生まれた。
日常的に仕事に追われていることも多いが、こういったサービスをズラす考え方をどんどん出し続けなければいけない。
とある著名なかたと話した時、サービス開発のコツは、日常の直視、だそうだ。日常の視点を変えることで、アイデアが生まれだす。
そこは馬鹿馬鹿しくても良いそうだ。そう考えると日常にはいくらでもネタは転がっているかもしれない。
今、この原稿を電車内で書いているのだが、電車内に充電器を設置する、マッサージ付きの座席がある、天井をLEDにする。など、いろいろアイデアは出てくる。しかし、不思議なことにオフィスではアイデアは生まれない。視覚効果なのか心理状況なのかわからないが、以外と手詰まりになることがある。
そう考えると、なにかのプロダクト開発を行う際、アイデアメモみたいなものを持たせて、外出した際に気づいたことをクラウドに上げていくのも面白いかもしれない。
天才の閃きと言われるが、天才は日常を見る視点をズラす作業を膨大に行っているのだろう。
日常を見る目をどんどん変えていって、新しいアイデアが生まれていくよう、スマホから目を上げ、周りの景色を見てみるのも面白い作業だ。
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