「土地の価値は“開発”だけで決まるのか？釧路湿原とメガソーラー問題」きょうの不動産、3分で読める話vol.23【noteに掲載致しました】

　釧路湿原におけるメガソーラー開発に対しては、近年さまざまな懸念が市民や専門家から寄せられています。湿原という貴重な生態系のすぐ近くに、出力1,000kWを超えるような大規模な太陽光発電設備が次々と設置されており、その動きは自然環境や地域社会に深刻な影響を及ぼしつつあります。釧路市内では、2014年から2021年のわずか7年間で太陽光発電施設の数が約5.5倍に増加し、出力1MWを超えるメガソーラーの設置箇所は1か所から21か所に急増しました。これは明らかに異常なペースであり、再生可能エネルギーの推進という名目のもとで、自然との共生という原則がないがしろにされているのではないかという懸念