最近は PAYPAYの100億円キャンペーンなどで、キャッシュレスに対して無関心だった人も興味を持ち始めた。コンビニや電化製品の支払い、また日用品の支払いもほとんどがキャッシュレスになり、現金を使う機会はだんだんと減りつつある。
個人的には、キャッシュレスでの決済はあまり行なっていない。世の中に現金お断りの店が増えたらキャッシュレスカード、アプリを使うだろうが、もしそれが浸透しなければ使わない。それぐらいの程よい距離感である。とはいえ、勿論銀行などは殆どオンラインでの振込等を行なっているし、会計は当然クラウドを使っている。要は個人の生活スタイルと社会の流れの折り合いの問題である。
ちなみに2018年12月時点での実感値だが、会食などでクレカ、現金以外でのポイントカードでの決済はあまり飲食店には浸透していない。特に個人店だと下手をしたらクレカも使えないケースが多い。なのであまりキャッシュレスの実感は湧いていないのが実情だ。
また購買に関しては、クレカでの本や靴、洋服などの購入が増えたが、それでも数は少ない。そもそも殆どモノを買わないので、どのカードでどのポイントが良いかということも、無関心だ。
ちなみにキャッシュレスになり、一番気をつけなければならないのが、当然、使い過ぎだ。
マネーフォワードで家計簿をつけたり、freeeでクラウド会計を行なっているが、もしこのようなトラッキングをしなければ、かなり無駄遣いをする可能性がある。
以前も書いたが、このあたりは一流の投資家は徹底している。要は収入、支出の決済だけではなく、その使った履歴をしっかりとトラッキングをしている。しかもほぼ毎日行なっているので、無駄遣いが少ない。このあたりが一般の人との違いなのかもしれない。
仮に使い過ぎた月の明細を見て、その時は冷や汗が出て、少し引き締めよう、と考えても、結局、10日も経つと自分がいくら使ったのか忘れてしまう。それを繰り返してしまうと、当然、あまりお金は貯まらない。
また人間は、臭いものに蓋をする傾向があり、自分の使った金額をあまり見たがらない。勿論、どんどん仕事がうまくいき、雪だるまのようにお金が増えていく預金口座を見るのは、非常に楽しい気分になる。しかしながら、無駄遣いをして減っていく預金を見るのは、あまり気分の良いものではない。ましてや現金を扱わないので、減っている実感はないだろう。
これは、店舗のマネジメントなどにも当てはまり、良い時の数字は責任を持って嬉々として見るが、悪い時は数字から逃れがちになる。臭いものに蓋をする原理が働いてしまうのだ。
これから世の中はキャッシュレス化が加速するのは間違いない。しかしながら明細をしっかり見て、きちんとした運用管理をしていかなければ、どんどんお金は流れ出してしまう。しっかりとした管理をすることは、自分自身の成長機会も作ることができるし、また生活や生き方にも大きく影響を与えると思う。
数字の可視化
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