オカルトテックな不動産のはなし

 先日、友人達と車の中で、それぞれ経験している心霊的な話をした。
 たまたま乗っていた車が、高速道路の渋滞に引っかかってしまった。だいたい男性が数人集まると、猥談とスクープ的な話と、それでも話が尽きてしまうと、怪談の話をする。
 
 霊感のようなものは、ほぼ全員無いのだが、数十年も生きていたら、なんらかの不思議な体験をしており、大なり小なり、人を惹きつける話のネタはある。
 
 その話をしていて気付いたのだが、霊的なものと、場所や土地というものは密接に関係している。
 のっぴきならない場所や、雰囲気が明らかにおかしい建物は、間違いなくある。そこは第六感なのか、なんなのかわからないが、入った瞬間に背筋が冷たくなる。誰かがいるような気がして、振り返るが、誰もいない。しかし、ここを早く立ち去らねば、と感じる。
そんな体験は誰にでもあるはずだ。

 私は多分、数百件程度の物件を見てきたが、こういう場所や物件はいくつかあった。不動産会社の営業の人間ならば、それなりのキャリア年数を重ねると、このようなオカルト的な経験を数回はする。

 あまり詳しくは書けないが、霊感の強いお部屋探しのお客様が、部屋の前に入ろうとすると一歩も動けなくなったり、またお部屋に入るとお札だらけだったり、本当にドラマのような話がいくつかある。
 またこれも詳しく書けないが、やはりエリアによっては、完全に負の空気が充満しているエリアもある。駅から降り立って周りを回した瞬間に、どこか倦怠的などんよりとした空気感。案の定、このようなエリアは、やはり犯罪率が高い。

 地球には磁場というものがあり、そのエネルギーの放出量は膨大なものだ。
 地球の磁場、磁気双極子と言われるものでN極、S極がある大きな磁石のようなものである。そこから発生するエネルギーは、それぞれの地域によってバラバラである。(相対的に赤道付近は弱く、北極、南極に近づくと強まる)
 もしかしたらパワースポットや、先程述べたようななんとなく雰囲気の気持ち悪い場所は、このあたりが影響しているかもしれない。

 現在、整合性はさておき、大島てるのサイトなどで、犯罪のあった物件などを見ることができる。また歴史を調べると、その地名の由来や土地の歴史などを理解することができる。
 
 もしかしたら、このような非常にオカルト的な土地の話は、意外とまだ科学的には、誰も解明できていない分野なのかもしれない。
 オカルトチックなものを、今後はテクノロジーで解明できる可能性もあるだろう。オカルトチックではなく、オカルトテック的な話だ。

 今一度、部屋探し、引っ越しをする際に、自分の第六感を大事にしてみても良いのかもしれない。
 現在では、決して計測できないものだが、将来は自分の第六感の正しさを証明できる時代が来るかもしれない。




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