私は全く専門分野ではないのだが、人間はなんらかの依存症を持っていると感じることが多々ある。
ゲーム依存、ネット依存、SNS依存から、アルコール、ドラッグなどの健康被害の高いものまで、依存してしまう事柄は多い。現在の日本では、なんらかの依存をしていない人は、存在しているかどうかも怪しいと感じるほとだ。
電車に乗っていると、かなりの割合で乗客がスマホゲームをしている。いっときの楽しみなのだろうから、致し方ないのかもしれないが、15年程前の人間がタイムスリップしてその状況を見ると、明らかに異様な光景である。そしてそこには、ゲームに依存してしまっている人もおそらく何パーセントかはいるだろう。
人間は、ドーパミンを欲しがるために行動する部分が多いにあり、それが日常の依存症に多いに関係している。
私も何度かスマホゲームをしていたのだが、本当に面白いもので、ゲームをやり始めると、ドーパミンが出ているのがよくわかる。依存症の兆候が見え始めると、その対象物を欲し、また渇望し始める。報酬としてゲームをやることで、安心感を得ることができる。これはパチンコなども同一であり、ギャンブル等では大量のドーパミンが出てしまう。
また、他の依存症もしかりで、タバコ、酒なども同様である。
依存症にハマる原因は、様々だが、その多くは、やはり周りの環境によるところが大きいだろう。周りの友人がハマっていることに、影響を受け、少しやってみる。気がつくと、それ無しには生きられなくなっている。
では、環境を変えれば良いのだろうが、なかなか難しいのが現状だ。環境を思い切って変えるというよりも、周りの環境との付き合いかたを見直す、という言い方が正しいのかもしれない。
また習慣の問題も相当影響している。毎日の日常のなかに、依存度の高いものが入り込んでしまうと、依存症になりやすい。どれだけ日常を可視化するかで、習慣を変えることができる。
環境、習慣を変えることで、様々な依存予備軍から抜け出すことができるが、しかし人は意外に時間があり、また新しい何かにハマろうとする。空いている時間に、また習慣を見直させる新たな誘惑が生まれる。
これが意外と見過ごされているところだ。
人は意外と暇なのだ。
なるべくなら、そのような空いている時間を健康で、穏やかにハマれる何かにしたいものだ。どのみち何かに依存するなら。
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