自分は20歳の時に大学に入り、もうすぐ20年経過し、それなりの経験を積んできたつもりだが、20代のかたとお話しすると、とても感銘を受けることが多い。
彼らは人との繋がりを大事にし、とてもロジカルで、当然ITスキルも高い。礼儀正しいし、家族との繋がりをとても大切にしているかたが多いように感じる。
自分が10代、20代の時、田舎では少年マガジンに出てくるような不良がいて、とんでもない髪型のヤンキーが街を闊歩していた。都会に出るとチーマーやカラーギャングが街を徘徊していた。街にはタバコの吸い殻がポイ捨てされ、裏路地ではカツアゲも行われていた。
今はどうだろうか。電車に乗ってもマナーが悪い人は本当に減った。いきなり喧嘩越しで話しかける若者はほぼいなくなった。
そういう意味では本当に世の中が良くなったと感じる。
当然、起業するのも、昔は資本金を溜め込んで起業していたが、今やかなりの少額で起業することができ、事業アイデアが素晴らしければ多くの金額を出資されることもある。
明らかに世の中のマナーは、良くなっているように感じる。
では20代のかたは、悩みなんてないだろうか。
残念ながら、そんなことはない。悩んでいるかたはとても多い。彼らが悩んでいるところに遭遇すると、とてもツライ気持ちになる。
経験上、悩みの種は、彼らの自由さと社会の不自由さの軋轢にあるのではないかと思う。
以前にも書いたが、情報ツールや道具が発展し個人のスキルも飛躍的に上がっているのに、社会や組織はそこに追いついていない。つまり古臭い慣習、ルールに縛りつけられたストレスがとても多いように思う。
一刻も早く彼らのストレスが無くなれば良いと思う。
またマナーの悪さで言うと、個人的に30代中盤以降のかたのほうがマナーや常識がないように感じる。世の中は良くなっているのに、それらに追いついていない。
ちなみに40のオジさんの私が彼らに勝てるものはほぼ無いのだが、唯一勝てるものは、「体験」だ。経験というほど立派なものは無いが、多少の体験はしてきた。しかし、まだまだ体験できることは多くある。それはこれからの大きな楽しみだ。
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