「改めて日本の国土を不動産目線でまとめてみる」きょうの不動産、3分で読める話vol.17|南 智仁/ 株式会社南総合研究所 代表取締役
日本の国土を不動産の観点から考えると、まず面積の限界と利用可能性の制約に目を向ける必要があります。日本の国土は約38万平方キロメートルと世界的に見ても大きな国ではありません。そのうちおよそ7割が山地や森林で占められており、都市開発や居住地に適した土地は限られています。この限られた平野部や沿岸部に人口や産業が集中していることが、日本の不動産市場における供給不足を生み出し、都市部の地価を押し上げる根本的な理由となっています。 こうした制約の中で特に首都圏は際立った特徴を持ちます。東京都心部は世界的に見ても高地価地域のひとつであり、山手線内側や都心五区と呼ばれる千代田区、中央区、港区、
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