これからもテクノロジーの進化は続き、人々の仕事内容は変化し、GAFAは大いに発展し、我々の生活は大きく変わっていくと思う。その進化のスピードは、より加速していくことだろう。
では、よくよく考えてみると、この10年で我々の生活はどれほど変化してきたのだろうか?このあたりを整理してみたい。
1.連絡手段
2008年の段階で連絡手段はメールが基本だった。メルアドを交換し、待ち合わせ場所を決めたり、やり取りをしたり。現在は、日本であれば、LINEが中心だろうか。ビジネスだとメッセンジャー、もしくはチャットワークだろうか。現在、メールは殆ど使わない。取引先の企業様とのやり取りに使うぐらいだろうか。
また、まだ長電話という行為もあった。よく会社で長い内線電話をしたり、古い友人と話し込んだり。
ちなみにLINEの初版は2011年だ。
2.SNS(コミュニティ)
実を言うとfacebookのCEOザッカーバーグが2008年に来日し日本リリースのための講演を行っている。(ちょうど10年前にリリース)まだmixiが隆盛を誇り、コミュニティは非実名コミュニティがメインだった。個人情報保護もスタンダード化しつつあったが、それよりも実名をネットに公開することに抵抗があった時代だ。ちなみにツィッターの日本語版も2008年に公開されている。
3.情報デバイス
当時はガラケーが主流。我々はメールや電話で友人たちとコミュニケーションを取り、たまに携帯ゲームをして、非実名のコミュニティで趣味の合う人と話をしていた。が、実を言うと2007年に初代アイフォンが発表され2008年に日本での販売をソフトバンクとアップルが締結している。ここから我々の生活は大きく変わった。
4.音楽デバイス
当時、iPodが主流。自分のパソコンにiTunesをダウンロードし、人々は自分が持っているCDをダウンロードして、それを持ち運んでいた。よく思い出すと、我々はガラケーの他にiPodを持って歩いていた。今、音楽デバイスと情報デバイスを2つ持って歩いている人は少ない。また最近の音楽業界は、ダウンロードを脱してストリーミング再生がメインになりつつある。ちなみにSpotifyの創業、サービス開始も10年前の2008年だった。
5.eコマース
AmazonがKindleを発表したのが2007年だが、まだ10年前はやはりリアル店舗は非常に強かった。スーパーだと西友などが価格戦略で戦い、現在もだが、UNIQLOもスタンダード化していた。今や買い物は、ウェブ上での買い物にほぼシフトしつつある。ZOZOなどがまさに好例だ。さらにはヤフオク!→メルカリといったC to Cサービスも一般的に使われるようになった。
6.健康
2008年日本の男性の喫煙率は男性が39.5パーセント、女性が12.9パーセント。昨年の2017年だと、男性が28.9パーセント、女性が9パーセント。タバコを吸える場所は激減し、今は電子タバコが爆発的にヒットしている。また喫煙率も当然時代と共に下がっている。
ちなみに2007年にはビリーズBoot Campがブレイク。DVDを買い、画面に応じてハードなトレーニングを行うエクササイズが大流行した。
7.音楽、本
2008年は嵐が年間ランキングでトップワン、ツーだった。ちなみに今のアイドルブームの原点のAKB48グループは2008年に初めてテレビのレギュラー番組を獲得し、徐々に認知度を上げていった年だった。ちなみに本ではハリーポッターと死の秘宝がベスト1位だった。
というように2008年を掻い摘んで纏めてみたが、大きく変わったところとあまり変わっていないところがある。
まず圧倒的な変化は、やはり情報量とそのツールだろう。今後、この10年でどのように変化していくのかわからないが、おそらく劇的な進化をまた10年後にしているのかもしれない。変わっていないところは、映画や音楽や本、つまりコンテンツ勝負のところは大きな変化はない。ただ収益モデルは購買から配信へと大きな変化を遂げた。
これからの10年、どのような世界になるのかとても楽しみだ。
0コメント